8月24日発売の『WEB+DB PRESS Vol.76』にGradleの記事書いた。

題名で全部言ってしまってる感はある。

とは言え宣伝しろと通達を受けているので、宣伝記事を書く事とす。

想定対象読者

SIerの中におかれましては、AntやらMavenやらXMLベースのツールを利用しているかと存じます。

意識が高まり過ぎて外に出ていってしまった何とかさんが書いた地獄の様なbuild.xmlを後からメンテする人間の気持ちなど考えようも無く。

そういう人達こそがGradleを使うべきであると僕は考えていますので、僕の記事ではGroovyの基礎的な文法を紹介する所から丁寧に書きました。

GradleGroovyをふんだんに使っているので、並のJavaプログラマは大体面食らうと思う、多分。 そもそもGroovyはスーパーテクノロジなのであるけどもマイナー感が否めない。 とは言え、僕の周りだと何かみんなGroovy使ってる感すらある、なごやこわい。

ページ数が全然足りなくて書きたいと思ってた事の半分も書いてないのだけども、 読者の皆様方におかれましては続きが読みたければ、WEB-DB PRESSの編集長たる稲尾さんに、わっふるわっふるとお伝え下さい。

CIサーバとの連携であるとか、J2EEサーバと連携して自動テストする話であるとかもっとガチなネタあります。

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無償で読めるGradleの記事

今すぐGradleについて知りたい等と言うせっかちなあなたは、この辺の記事を読めば良いと思います。

サンプルコードが欲しい時に参照すべきリポジトリ

Netflix/gradle-template

多分きっと世界で最もヘビーにGradleを使っていてかつ、色んなライブラリやツールをOSSにしてるNetflixのテンプレートリポジトリ。

何か困ったら、この中探すと良い感じのサンプルがあるので、一通り読んでおくと良いですよ。

SpringSource/spring-framework

昔はMavenをヘビーに使っていたSpringですけども今となってはヘビーにGradleを使っています。

それなりに規模感のあるコードをビルドする時には結構考えないといけない事があるのだけども、ここにはソレがあるます。

執筆環境

今回、僕は初めて雑誌の記事をゼロからソロプレイで書いたのだけども、それなりに大変だった様な気がしないでもない。 理由は開発環境に関するノウハウが全然無かったからだ。

どの程度のクオリティで記事が書かれているのかは、買って読んで下さいと言ってイイと思うのだけど、 どんな環境で記事書いたのかは、ここに記録しておく。

Markdown2Inao

id:naoyaさんがせっせとメンテナンスしているアレ。 UTF-8のmarkdownファイルをアップロードすると、InDesignのファイルが出てきます。 今は直接InDesignのファイルが出てくる様になった風味であるので、Markdown2InDesignだと思うのだけども。 本当にありがとうございます。

idtagreplacer

そもそもノリで煽ったら内製ツールを本当にOSSにしてしまった稲尾さんマジパネェって話でありまして、 煽った手前とりあえずGradleでビルドしつつテストを足したりしました。

そしたら、ちょうど良いから記事書いて下さい等とメンションが飛んできたので、今回の記事となりましてん。 id:naoyaさんのアレでInDesignのファイル出しても上手く扱えなかったので、僕はこれを使っていました。

内部的には、相当面白いツールで定性的な基準で変換する部分にRhinoが動いてて、設定ファイル内にJavaScript書く事で半構造データでも扱える様になっています。 Inao記法は、それくらい愉快なアレって事です、ええ。

NanaTerry

僕が長文をブログ以外のフォーマルな状況で書く為に使ってるアウトラインエディタです。 markdownで書いてプレビュー出来るとマジ最高なのですけども…。*1

初稿まではほぼこれとEvernoteで記事を書いた。

InDesign CS6

テキストファイルを送るとPDFが返ってきます等と言われましても、それでは細かい調整が出来なくて憤死するのが目に見えていた為、稲尾さんにおくりつける前に、自分でもPDFを作って確認してました。

そもそも、自分の書いたテキストファイルが一体何ページになるのか想像できない状態で指定されたページ数の記事書くとか正気の沙汰ではない。 8~10ページの記事を書いて下さいと言われて、僕が7割くらいの量ですと送ったテキストファイルをPDFに変換して貰ったら13ページあって、俺涙目。 既にその時点で内容をガッサリと削った訳です、ハイ。

僕としては、歪んだ余白の美学を持っているのですけども、最後の最後でやりきれなかった部分もあり、 微妙に不満が残っているのですけども多分きっと大部分の人は僕が何にやりきれない思いを感じるのかきっと分からないでしょう。

Just Right!5 Pro

ここまで、この記事を読んで下さった忍耐力のある読者におかれましては、お気づきの事と思いますが、僕の書く日本語はおかしいんです、ハイ。 後、漢字が多すぎて固い印象がある。

Just Rightを使うと、そういうおかしな部分を全部指摘してくれます。 僕はやはりJavaプログラマであり、eclipse依存プログラマでありますので、 自動構成ツール無しに対価を頂く様な文章は書けません、はい。

自動構成した所で文章が読み易くなる訳でも、美しくなる訳でもないのですけども、馬子にも衣装ってアレです、アレ。

WEB+DB PRESS Vol.76

そろそろ随分長いので、これくらいにしておきます。

*1:自分用のアウトラインエディタ欲しいなぁ…とか思ったけど、どうしようかねぇ…